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リモートワークの部下マネジメント、4つのポイント

2021.08.20

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コロナ禍、リモートワークを余儀なくされた企業も多く、当初は、オンライン会議やビジネスチャットの使い方で戸惑うこともありました。しかし、今日ではそうした問題は限りなく減少し、リモートワークをベースにした生産性の上げ方が模索されるようになっています。それは部下マネジメントも然り。抑えておきたい、リモートワークでの部下マネジメントを整理します。

結局、課題は変わらない

第5波となっている新型コロナウイルスの感染拡大。状況が落ち着き、少しずつオフィスへの出社が増えてきた矢先のこの状況で、再度、本格的なリモートワークに戻す企業もあるかもしれません。もっとも、リモートワークは、労働人口の減少に伴い、働き方の多様性に対応すべく、コロナ以前から政府が導入を呼び掛けていました。

実際のところ、様々な事情でやむを得ず退職せざるを得なかった人も、出社せずに仕事ができれば、引き続き勤務ができるといったこともあります。近い将来、特段の理由なく在宅勤務をすることも、当たり前になるかもしれません。

さて、スタンダードになりつつあるリモートワークですが、オンラインがままならないという、2020年当初の状況はある程度脱したといえるでしょう。では、今、課題として挙がっているのは、どのようなことでしょうか。

各メディアやHR系企業シンクタンクの発表で共通するのは、以下の4点です。
■人事評価の難しさ
■自律型人材の育成
■経営方針・ビジョンの浸透
■社内コミュニケーション

これらリモートワークでの課題をご覧になって、皆さんどのよう感じますか?
そう、コロナ以前、リモートワーク以前に言われていた部下マネジメント上の課題と何ら変わりがないのです。つまり、部下と物理的な距離ができてことにより、これらの問題が改めて浮き彫りになっただけだと言っても、言い過ぎではありません。

リモートワークでも割と上手く回ったのが言語化、可視化できる業務です。しかし、人事評価や自律型人材の育成など、当事者の主観が左右する事柄は、判断や決定の線引きが明確ではなく、リモートワークはその隙をついて、課題を提示しらしめたのです。

リモート下の課題克服は可視化がポイント

リモート下のマネジメント課題は、言語化・可視化によって状況の好転が可能です。一つずつポイントを見ていきましょう。

人事評価

思い切って「見えないものは評価しない」と割り切るのが間違いないです。とはいえ、業績だけが評価対象ということはありませんから、今まで見えなかったものを見えるようにする工夫が必要です。具体的には以下のような方法が考えられます。
・コミュニケーション機会を増やし、業務プロセスを管理職・部下の双方で確認する(1on1など)
・MBOを導入して目標の定量化を図る

※推奨研修⇒「世古詞一監修/1on1コミュニケーション研修」

 

自立型人材

自律型人材の育成も可視化が必要です。まずは組織、部署ごとに自律型人材の定義を定め、その実現に向けたアクセスを具体化します。
・適切な目標設定のサポート
・権限移譲範囲の明確化
・時間の使い方の共有
・業務の優先順位判断のシステム化
・報連相の機会創出およびレベルアップ
・メンタルヘルスケアの知識強化
これらについて、1on1の実施、ビジネスチャットの活用、部署内ミーティングの細目な設定などで部下の行動を支援するとよい

でしょう。また、管理職だけでなく、部署内で共有できることはメンバー全員が把握できるようにルールを設けてしまうのも一つの方法です。

経営方針・ビジョンの浸透

上記の人事評価や自律型人材の育成に関連して増やしたコミュニケーションの場で、経営方針・ビジョンを丁寧に伝えていくわけですが、経営方針はともかく、ビジョンは輪郭のない概念であることも多く、管理職自身にも答えがないかもしれません。部署内で話し合い、メンバーの共通認識に落とし込むのもよいでしょう。

社内コミュニケーション

リモートワーク下では、意図的に部署内ミーティングを増やすべきです。そして、この時、誰もが伸び伸びと発言できているかに気を配り、必要以上に上長が場を支配しているなら、是正必至です。管理職である自分の発言回数や発言時間、また自分が話した後の部下の頷きやフィードバックなど、冷静に捉えて場を把握しましょう。

また、コミュニケーションというと、つい会話を思い浮かべますが、報告書や指示書など、部署を横断する社内帳票もコミュニケーション手段の一つです。
・必要な情報が記載されているか
・タイミングよく提出されているか
・正しく保管(保存)されているか
これらは業務遂行のスピードと正確さを左右します。社内におけるコミュニケーションの目的を見極めれば、帳票や文書によるコミュニケーションの大切さもご理解いただけるかと思います。

まとめ

今回はリモートワーク下の部下マネジメントについて整理しましたが、冒頭で述べたように、結局、リモート勤務でもオフィス勤務でもその課題は変わりません。リモートワークへの移行は、今まで管理職の主観に任されていた課題を合理的に解決するためのきっかけとなるかもしれません。ぜひ、この機会に改めて課題解決に取り組んでみてはいかがでしょうか。

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