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休暇明けの憂鬱に「マインドフルネス」はいかが?

2023.09.15

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皆さん、夏季休暇は取られましたか? 里帰りした方、ひたすらのんびりした方、様々かと思います。そんな休み明け、職場に向かいながら身体が重く、仕事の感覚に戻らないといった経験はないでしょうか。今回はマインドフルネスを紐解いて、夏休み明けの心と身体をスッキリ整えてみたいと思います。

休暇が明けたらマインドフルネス

至極まじめな日本人は休むことに慣れていないといいます。ご多分に漏れず、私たちビジネスパーソンも数日の間、生活が変わるだけで、心や身体に思わぬ不調を感じることがあります。熱があるわけでも、身体のどこかが痛いわけでもないのですが、何となく怠かったり頭を働かせる気力が出なかったりする、そんな症状です。

休暇中、つい遊びすぎたり、夜更かしをしたりと身体的に無理をするだけでなく、日頃の程よい緊張が緩み、たまった疲れが一気に現れることが理由として挙げられます。

また、家族や親せきと過ごすことで、普段あまり考えなかった恋人や家族との将来、自分のキャリアプランなどに思いが至り、ふと深刻な気分になるのかもしれません。

休暇の間に回復すればよいのですが、人によっては休みが明けても体調や気持ちが元に戻らず、不調を引きずってしまうことがあります。しかも、休みをとったばかりのため、具合が悪いと訴えるのも気が引けて、怠い身体のまま酷暑を過ごし、復調が遅れる可能性もあります。

夏休み明けの子供たちが不登校になりやすいのと似て、私たち社会人でもONOFFの切り替えは難しいものです。予め休み明けの仕事をイメージして規則正しく過ごし、不調に陥らないよう配慮が必要です。それでも、あまりに休暇が楽しすぎて(!)日常に戻ってこれないと感じたら、マインドフルネスで気持ちを整えてみるのはどうでしょうか。

ところで、マインドフルネスって何?

マインドフルネスは、仏教の瞑想から派生した医学・心理学的なアプローチで、「今」この瞬間を意識することを意味します。捉われている過去や未来の考えから自身を解放し、目の前の瞬間に存在することだけを感じ取ることによって、ムダなストレスを排除しようとするものです。

マインドフルネスが広まったのは1970年代で、マサチューセッツ大学医学大学院教授・ジョン・カバット=ジン博士が、ストレスや心の健康を改善するための療法として取り入れたことが普及のきっかけとなりました。

それ以降、マインドフルネスは、仕事や日常生活を穏やかに生き生きと過ごすために有効なスキルとして注目されています。私たちビジネスパーソンが抱える仕事のストレス軽減やウェルビーイングの向上、クリエイティビティの促進など、様々なメリットがあると言われています。

休暇明けのストレスにマインドフルネス

マインドフルネスの実践がもたらす効果のなかで、とりわけストレス軽減は休暇明けのビジネスパーソンに密接な関係があります。

マインドフルネスは自分の感情や身体の状態の「今」を敏感に感じ取ろうとするものです。そのため、ストレスが病的に顕在化する前の兆候や感情を早期に把握することができ、ストレスに対処する能力が向上すると言われています。つまり、ストレスを意識的に受け入れて冷静な判断力を保つことができるため、過剰なストレスに振り回されずにいられるというわけです。

また、マインドフルネスは「今」の自分の内面を探求することにより、ストレスの原因やパターンを自ら理解することができます。適切に自己理解ができるようになると、ストレスに関わる洞察が得られます。自分の内面に注意を注ぐことによって、ストレスを軽減するための具体的な方法や習慣を見つけることができるのです。

そして、休み明けの憂鬱なビジネスパーソンにもっとも有効な効果として挙げられるのが、緊張の緩和です。マインドフルネス瞑想による深呼吸の実践は、何といってもリラックスした気分を促します。深い呼吸が交感神経と副交感神経のバランスを整え、ストレスホルモンの分泌が抑制するためです。

マインドフルネスは、過去や未来の不安から離れ、「今」この瞬間に集中するための心理学的なアプローチです。仕事の妨げになるようなストレスや不要な心配を軽減して、心身に心地よいリラックスした状態をつくります。また、自分の感情を認識して、さらに制御することでストレスに対処します。

マインドフルネスは、休暇中の緩やかなストレス状態から、ストレスフルなビジネス環境に帰っていくビジネスパーソンにとって、自己管理やウェルビーイングを向上させるための強力なツールといえるのです。

マインドフルネスの実践

次に、簡単なマインドフルネスの実践方法を3つご紹介します。

深呼吸

静かな場所で座って目を閉じ、鼻から深く息を吸い込み、腹部を膨らませます。吸い込んだ空気を数秒保持した後、口から息を吐き出します。このプロセスを繰り返しながら、呼吸に意識を向けます。

プレゼント・モーメント

目を閉じて、今の瞬間に集中して周囲の音や感覚に意識を向けます。心に心配事が浮かんだら、そのまま受け入れつつ、また周囲の環境に戻るよう意識します。できれば5分程度これを続けます。

ボディスキャン瞑想:

可能なら寝転んで目を閉じ、足の先から頭まで、体の各部位に意識を向けます。各部位の感覚や状態を確認し、緊張や不快感がある部位に意識を集中させ、深呼吸をしながらリラックスさせます。リラックスができたら次の部位へ移ります。

日常に戻ってきたビジネスパーソンへ

休み明けのビジネスパーソンに向けてマインドフルネスについてお伝えしました。憂鬱だった気分が深呼吸やプレゼント・モーメントなどのマインドフルネスの実践によって、少しでも上向きになれば嬉しいです。

最後に、マインドフルネスは日常生活の中でも実践できることをお伝えします。

例えば食事の際には味や香り、食感に集中的に注意を払います。忙しさのあまり「仕事しながらランチ」の方もいらっしゃるかと思いますが、ときには食べることそのものに集中してみましょう。

また、通勤途中、駅までの道すがら、歩くことにただ集中するのもマインドフルネスの実践になります。つい出社後のタスクを考えがちですが、今に集中することでストレス耐性を上げるマインドフルネスの概念からすると、やはり「ながら仕事」はよろしくありません。右足、踵、つま先、左足、踵、つま先と、自分の身体の動きや歩く道の様子、周辺の環境を観察して、「今」起きていることを受け入れていきましょう。

これらの方法は目を閉じたり、横になったりする必要がなく、マインドフルネスを日常的に取り入れることができます。集中するべきことに集中する癖がつくと、仕事にも無理なく没頭することができ、業務中のストレスを軽減することができます。

休み明けの憂鬱を緩めるためだけでなく、日頃から穏やかにストレスフルに、また、冷静に過ごせるように、自分に合った方法でマインドフルネスを取り入れてみてください。

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