Column

ロクゼロコラム

今すぐ学びたいビジネススキル

事例で考える「自分本位」と「相手本位」

2022.08.05

この記事をシェアする

自分本位と相手本位。言葉では何となく分かっていても、その違いを言葉で説明できるでしょうか?例えば、自分本位な行動・相手本位の行動とは、具体的にどのようなものでしょうか。事例とともに確認してみましょう。

まず、相手本位とは何か

相手の立場に立ち「相手がどのように感じるか」「相手は何を欲しているか」を考えることが相手本位です。それとは逆に、自分の利益を追い求め、自分の都合や思い込みによる判断・行動をすることを「自分本位」といいます。

ビジネス・プライベートにかかわらず、「自分なりに一生懸命頑張る」のは悪いことではありません。しかしながら、自分本位な行動のみでは、いくら一生懸命であっても、相手の納得や理解を引き出せないために、物事の目的を達成できないことも多々あるのです。

事例

Aさんは高校生で、文化祭の実行委員を務めています。ある時、自分のクラスで、文化祭の出し物を決める学級会議がありました。Aさんは実行委員でもあるため、その会議の進行役を務めることになりました。

以下はそのやりとりの一部です。

Aさん「それでは文化祭の出し物を決めましょう!誰か良い案はありますか?」

Bさん「はい!今回は音楽をテーマに演奏会を実施したいです!」

Aさん「演奏会ですか。その理由を教えていただけますか?」

Bさん「うーん、普段から私はギターの練習もしてるし、せっかくならその腕を披露したいからかな。それにみんなで目立つ服とか着たら絶対注目の的だよ!」

Aさん「なるほど。他に意見のある方はいますか?」

Cさん「はい!私は“おもてなし”をテーマにした喫茶店をやりたいです」

Aさん「喫茶店ですね。その理由は何でしょう?」

Cさん「昨年の文化祭でお化け屋敷をやったでしょ。あれ自体はすごく良かったと思うんだけど、来場者の多くは親御さんや小さな子供だったと記憶してます。できればこういった方々に喜ばれる出し物が良いかなと思いまして」

Aさん「テーマの“おもてなし”というのは?」

Cさん「実は仲の良い友人たちの親と話す機会があったんですけど、その際多くの親御さんが『ゆっくりくつろげる空間』があると嬉しいと言っていたんです。なので、ある程度リラックスしてお話もでき、心も安らげる喫茶店が良いかなと思って」

Aさん「なるほど、Cさんの意見は理解できました」

自分本位と相手本位

さて、上記の事例でどのような違いを感じたでしょうか。もちろん、BさんもCさんも文化祭を楽しみたい・盛り上げたいという気持ちは共通して持ち合わせていると思います。ただ、出し物に対する動機については、自分本位・相手本位という姿勢がハッキリと別れました。

Bさん:自分本位

自分達がどのように見られるかに着目した動機

「うーん、普段からギターの練習もしてるし、せっかくならその腕を披露したいからかな。それにみんなで目立つ服とか着たら絶対注目の的だよ!」

Cさん:相手本位

来場者がどのように思うかに着目した動機

「来場者の多くは親御さんや小さな子供だったと記憶してます。できればこういった方々に喜ばれる出し物が良いかなと思いまして」

「多くの親御さんが『ゆっくりくつろげる空間』があると嬉しいと言っていたんです。なので、ある程度リラックスしてお話もでき、心も安らげる喫茶店が良いかなと思って」

このように比較してみると分かりやすいですが、私たちは往々にして、普段から自分本位の視点になりがちです。もちろん時にはエゴが必要な場面もあります。しかしながら、自分の行動が相手にとってどのように感じるかを意識することは、ビジネス・プライベートに関わらず必要なことなのです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は高校生の事例でしたが、どのような場面においても似たような経験はあるかと思います。たとえどのような状況であっても、自分本位な行動をとっていないか(どうすれば相手本位の行動をとれるか)を考える癖をつけましょう。そうすれば、きっとあなたの行動の質が上がり、より良い結果を生むはずです。

ロクゼロなら「ケーススタディ「相手本位」」が今すぐ学べる↓↓

ケーススタディ「相手本位」