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ハラスメントはどう防ぐ!?現場で覚えておきたい4つの認識
2022.11.02
「ハラスメント」という言葉は既に一般化していますが、その種類は実に様々です。もっとも代表的なセクシャル・ハラスメント、パワー・ハラスメントはご存知だと思いますが、それ以外にも、下記のようなハラスメントが存在すると言われています。
例)
パーソナル・ハラスメント
モラル・ハラスメント
ジェンダー・ハラスメント
セカンド・ハラスメント
アルコール・ハラスメント
レイシャル・ハラスメント
マタニティ・ハラスメント
コミュニケーション・ハラスメント
など
もちろんすべての行動をハラスメントとくくり警鐘を鳴らす行為は、過敏すぎるという声もあります。一方で、変化の激しいVUCAと呼ばれる現代において、人々の価値観や考え方も様々になっているからこそ、このようにハラスメントも多様化していると捉えられまます。
ハラスメントの定義
ここで少し原点に立ち戻ってみましょう。
職場のセクシュアルハラスメントとは
「職場」において行われる「労働者」の意に反する「性的な言動」により、労働者が労働条件について不利益を受けたり、就業環境が害されることをいいます。
職場のパワーハラスメントとは
職場のパワーハラスメントとは、職場において行われる①優越的な関係を背景とした言動であって、②業務上必要かつ相当な範囲を超えたものにより、③労働者の就業環境が害されるものであり、①から③までの3つの要素を全て満たすものをいいます。なお、客観的にみて、業務上必要かつ相当な範囲で行われる適正な業務指示や指導については、職場におけるパワーハラスメントには該当しません。
※出典:厚生労働省「あかるい職場応援団」
定義だけ見ると、「なるほど確かにその通りだ!」と理解いただけるかと思いますが、これが実際に職場で起こった場合、自身が加害者である場合も含め、なかなか正しく認識できないことがあります。定義は定義として押さえ、職場では具体的にどのように気を付けるべきか、そのポイントを確認してみましょう。
ハラスメントを防ぐために持つべき4つの認識
「相手と信頼関係が形成されているから」は危険サイン
加害者側でよく聞く主張として、「自分は相手に信頼されているから」という言葉です。確かに関係性は築けているかもしれませんが、それがどの程度のものなのか、感じ方は自分と相手で異なる可能性があります。この認識の違いからハラスメントが発生することを覚えておきましょう。
「不快」の尺度は人それぞれ
この程度ならOKだろうと思っていても、相手には不快感を与えている可能性があります。こういった認識のズレを生まないためにも、そもそも不快の尺度(感じ方)は人それぞれであることを認識すべきでしょう。
「一回だけでしょ」でも許されない
「あれはたまたまだ」「何度もやっているわけではない」というのも、ハラスメントに対する認識が甘い考え方です。例え一度きりであっても、それが相手に与えるダメージは、加害者側には想像がつかないものです。
「こうであるべき」はハラスメントの温床
ステレオタイプのような考え方(女性は○○であるべき、若者は○○だ など)は、ハラスメントの温床になる可能性があります。性別や年齢、他にも決めつけるような固定観念を持っていると、それをきっかけに加害の認識ができなくなることがあるので、注意しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。職場でもトラブルに発展しやすいセクハラ・パワハラを例に挙げてみました。日々の生活をおくるなかでも、ふとしたきっかけで様々なハラスメントが発生しやすい現代です。会社が何かに取り組むことも重要ですが、それ以上に一人ひとりが気を付けるべきこともあるはずです。ぜひこういった認識を持って仕事に臨んでいきましょう。
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