ロクゼロコラム

成長企業の社内勉強会探訪

成長企業の社内勉強会探訪 Vol.05_レアジョブ編

2020.11.02

株式会社 レアジョブ
株式会社 レアジョブ

レアジョブは、グループビジョン“Chances for everyone,everywhere.”に基づき「グローバルに人々が活躍する基盤を作る」ことを目指しています。サービスミッションに「日本人1,000万人を英語が話せるようにする」を掲げ、マンツーマンのオンライン英会話サービス「レアジョブ英会話」を中心に商品・サービスを提供。ビジョン・ミッションの実現に向け、EdTech企業のリーディングカンパニーとして、国内のみならずグローバルに事業を展開しています。

採用サイト
https://appeal.rarejob.co.jp/recruit/

「社内勉強会は格好のアピールの場!?」メンバーの主体性を促す、フリーダムな運用の秘訣に迫る!!

サービスミッション「日本人1,000万人を英語が話せるようにする。」の下、個人向けのオンライン英会話サービス「レアジョブ英会話」をはじめとした、様々なEdTech事業を展開する、株式会社レアジョブ。今回は、同社の、システム開発部の部長を務め、社内勉強会の推進に尽力する、羽田 健太郎氏に話を伺った。

社内勉強会の様子

社内勉強会の様子

    • 田村

      本日は貴重なお時間をいただき誠にありがとうございます。早速ですが、御社が社内勉強会を始められた経緯を教えていただけますでしょうか。

    • 羽田さん

      実は、私が関わる以前から社内勉強会の文化自体は小規模ながらに存在していて、まったくの『0』からのスタートではありませんでした。ただ、当時の社内勉強会は有志による開催であったため、人によって取り組み状況に差が生じていました。そこで、執行役員CTOである山田が「部員全員が継続的に学べる場」として、再編したのが、現在の社内勉強会の始まりです。それが1~2年前のことになります。

    • 田村

      部員全員で社内勉強会を実施するとなると、スケジュール調整など、運営の方々はなかなか骨が折れるのではないでしょうか。実際にどれくらいの頻度で開催されているのですか?

    • 羽田さん

      当社では、毎月上旬と下旬の計二回開催しています。もちろん、業務都合でどうしても参加が厳しいという人もいますので、社内のナレッジ共有ツール上で、発表資料やスケジュールを事前に共有し、当日参加できないメンバーも内容を把握できる仕組みづくりをしています。

    • 田村

      参加できないメンバーへの対応も万全ですね。では、社内勉強会では具体的にどういった内容を取り扱っているのですか?

    • 羽田さん

      上旬では、チーム持ち回り制で、業務で学んだことなどを発表しています。そこでは、成功事例のシェアだけでなく、失敗事例もしっかりとストーリーベースで説明してもらうよう心掛けています。他の人が同じ失敗をしないようにという想いから、全員で積極的にナレッジ共有をしています。一方、下旬では特にテーマは決めずに実施しています。例えば、「RareJob Tech Blog」(自社テックブログ) に投稿した記事をメンバーから補足してもらったり、セキュリティの関係で外部には発信できない内容をテーマとして取り扱うことが多いですね。

    • 田村

      現場の具体的事例を聴けるのも社内勉強会ならではですよね。社内勉強会で取り上げる内容は、現場社員からのニーズに基づいて決められているのですか?

    • 羽田さん

      そこはあんまりなくてですね。もちろん、「新技術の導入を今後検討していきたいから、検証してほしい・教えてほしい」というリクエストベースの時もありますが、どちらかというと、発表者自身が話したいことを話す、ということが多いと思います。例えばですが、外部セミナーの登壇を予定しているメンバーからは、「当日話す内容をリハーサルがてらに社内勉強会で話させてほしい」という要望があったり、本当に各々自由に取り組んでいますよ。

    • 田村

      なるほど! “教える”に固執しない御社の社内勉強会のやり方であれば、みんなが気軽に手を挙げられそうですね。

    • 羽田さん

      全くもってその通りで、ルール的なものはほとんどないんです。単純に「話す時間と場所をあげるから、好きなこと話して」というスタンスで運用しています。もちろん、「非難ばかりしない」、「話しやすいように傾聴の姿勢を取る」、のような前提はありますが、そのあたりは上手く気を遣いながらやってね、というぐらいでしょうか。

    • 田村

      実際そのように社内勉強会を継続されてきて、羽田さんが感じられている、参加者の成長や変化などを伺いたいです。

    • 羽田さん

      最も大きく成長したと感じているのは、聞き手を意識した発表ができるようになったことですね。社内勉強会の参加者は、アプリ開発をする人、デザインを手掛ける人など多種多様で、各々違ったバックグラウンドを持っています。そういった経験値やリソースの違う相手に対しても、分かりやすくかつ丁寧に話すことができるようになったのではと感じています。例えば、専門用語はできるだけ平易な言葉や表現に直して話す、とかですかね。

    • 田村

      そうなると、対外コミュニケーションでも社内勉強会での成長が活きているでしょうから、御社が成長し続けている理由の一つに、社内勉強会の存在があるのかもしれませんね。それでは、社内勉強会を運用されてきた中で、苦労したエピソードなどがあればお聞かせください。

    • 羽田さん

      社内のナレッジ共有ツールに投稿した内容は、投稿者自身が必ず発表しなければならない」というルールを設けていた時期があって、それがおそらく参加者の大きな負担になってしまい、そもそもの投稿数がガクッと減ってしまったことがありました。

    • 田村

      情報共有のハードルが上がってしまった、ということなんですね。

    • 羽田さん

      そうなんです。そこで初めて、社内勉強会を継続していくためには、自由度を持たせることが大切だと気づかされました。なので、現在では発表や資料の形式は問わず、先ほどもお伝えしたとおり、あくまで“発表の場”のみを提供するという形式をとっています。

    • 田村

      現在の運用スタンスに至った経緯が良く分かりました。確かに、社内勉強会に強制力を持たせてしまうと、一番の良さである“主体的な学びの促進”という部分が失われてしまいますよね。少し話は変わりますが、このように社内勉強会を上手く運用されている御社が、まだ社内勉強会を導入されてない企業様に導入を推奨するとしたら、どういったメリットをお伝えされますか?

    • 羽田さん

      メンバーの人柄を知ることができる、ということでしょうか。その人が日頃どのような業務を担当していて、それをどのように感じ、どのように伝えてくれる人なのか、勉強会ではそうしたことを知ることができます。逆を言えば、自分を知ってもらう機会にもなりますね。特に、新しく入社された方などは、自分の得意分野やこれまでの取り組みなどをテーマに社内勉強会を開催することで、「こういうことができるよ」や、「こんな知見も持っているよ」という情報を、他メンバーに手っ取り早く伝えることができます。単なる自己紹介にとどまらず、自身をアピールする場としても活用することができると考えます。 また、だれが何をしているか見えづらい、このテレワーク環境下においても、ナレッジ共有の場として、定期的に社内勉強会を実施することで、多少なりともメンバーの動きを可視化できるのではないかと思います。

    • 田村

      たしかにオンライン上での社員間コミュニケーションが上手くいかない、という声を最近よく耳にします。社内勉強会を通じてお互いを理解することで、これまでボトルネックになっていた部分の解消も望めるかもしれませんね。では最後に、御社にとって、「社内勉強会とは」を一言で表すと、どのような言葉になりますか?

    • 羽田さん

      弊社にとっての社内勉強会は「各々が自分を自慢する場所」ですね。社内勉強会で、自分が面白いと思っている新しい技術をシェアしたり、業務上での成果をアピールすることで、周囲に「あの人面白いことやっている」、「すごいことをしている人だ」と思わせる、そんな場所にして欲しいです。 そのためにも、自分がこれまでやってきたことを、自信をもって周囲に話せるような仕事、もしくは仕事のしかたを心掛けるようになれればいいなと思っています。結果的に各々が成長していきますからね。

    • 田村

      お話ありがとうございました。御社が大切にされている価値観やお考えを理解でき、私も大変に勉強になりました。本日は誠にありがとうございました。

羽田 健太郎(はねだ けんたろう)
羽田 健太郎(はねだ けんたろう)

技術本部 サービス開発部部長

新卒でヤフー株式会社に入社し、インフラのオペレーション改善や、iOSアプリ開発に従事。プライベートではハッカソンに参加したり、Go言語でWebサービス開発をするマルチプレイヤー。2016年レアジョブで唯一のモバイル開発者として入社し、ネイティブアプリケーション(iOS/Android)を担当。WebRTC技術を活用したサービス化のエンジニア責任者として、日本とフィリピンを横断し、ブロダクト企画から開発、運用まで担っている。

ライター / 編集者

田村 金太郎(たむら きんたろう)

ファーストキャリアでHR業界に足を踏み入れる。学生時代のスポーツ経験で鍛えたガッツと負けん気で営業に抜擢され、既に数多くの組織の人材育成に携わっている。最近はオンラインセミナーやインターネットラジオでパーソナリティも務める。

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