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ロクゼロコラム

3分で読める社内勉強会の話

“音”で変わる!変える!私たちの社内勉強会

2021.01.12

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社内勉強会をより効果的なものとするためには、様々な工夫を施す必要があります。そんな中で、今回は「音」についての説明をしたいと思います。

音の効果とは

普段私たちの耳に届く音とは、どのようなメカニズムでしょうか。音とは、すなわち「音波」として空気中を伝い私たちの耳に届きます。もちろんそこには音程や音色といった要素も影響しますので、一律の音というのは存在しません。一律ではないということは、私たちの脳に与える影響や反応もそれぞれ異なるということです。

反応において有名なところでいうと、快楽物質を分泌するドーパミン、緊張によるアドレナリンの低下、リラックス状態でのアルファ波などが挙げられます。このような反応は仕事でも活かすことがでますし、社内勉強会のような落ち着いて学ぶ場にもふさわしい反応があります。音は視覚と違い、全方向からキャッチできるので、相手の目をひいたり手を煩わせることなく反応を引き出せるので、ぜひ活用してみましょう。

どういった音楽を用意するべき?

用意する音楽は、そのシーンによって変えることが有効です。

例えば、

①勉強会の開始前

②一人で考える時間

③グループで話し合う時間

上記シーンにあう音楽はそれぞれどのようなものでしょうか。

①勉強会の開始前

開始前は緊張している方もいるかもしれません。緊張感がほぐれるような明るめで落ち着いた曲調のものをチョイスするとよいでしょう。無音よりも何か音楽が流れている方が、参加者同士も話がしやすいです。

②一人で考える時間

個人ワークの際はリラックスした状態になってもらいたいです。そのためには、癒し系の音楽を入れると効果的です。ヒーリングミュージックでもよいですし、川のせせらぎなど、自然のBGMもアリです。

③グループで話し合う時間

活発な討議を行う際はあえて音楽は止めてみるのがいいかもしれません。もし音を流すのであれば、話し合いを邪魔しない程度の音量に注意しながら、明るく前向きな曲調のものを流すといいでしょう。

その他音楽の注意点

他に勉強会で使用する音楽に関する注意点は以下の通りです。

  1. 局に「歌詞=言葉」が入っていないものを選ぶ
  2. 有名な曲は避ける

まず、歌詞=言葉についてですが、どうしても言葉が入ってくると耳に残りやすくなります。人によっては言葉を追ってつい口ずさんでしまうこともあるでしょう。そういった意味もあり、歌詞(言葉)は極力ない音楽を推奨いたします。もしどうしても歌詞付きの音楽しかない場合は、身近な言語(日本語)ではない洋楽にしたり、クラシックなどをおススメいたします。

有名な曲も注意が必要です。個人ワークで自分の好きなアーティストの曲がかかると、考えることよりも音楽に聞き入ってしまいますよね。好きなアーティストでなくても、知っていれば口ずさんでしまったり、グループワークの際、話し合いを放棄して音楽の話になってしまうリスクもあります。

以上の理由より、歌詞付きの音楽や有名な楽曲を使用するのは、できる限り避けましょう。また、音の質にもこだわれるのであれば、PCから直接音を出すのではなく、しっかりとしたスピーカーを用意するのもいいでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。音楽には緊張感をほぐしたり、リラックスを生む効果があります。これをうまく社内勉強会でも活用することができれば、参加者の気分をあげたり、話し合いを活性化させることも可能です。運営サイドでできる工夫は様々ありますが、五感をイメージして改善策を考えることもいいでしょう。本日は聴覚をベースにした、「音」についての説明をさせていただきました。