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ビジネスパーソン1UPへの道

厳選!仕事効率をアップする、おすすめの“おやつ”

2021.03.08

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私は、午後3時を過ぎると“おやつ”が欲しくなります。ちょうど午後の集中が切れる頃なのかもしれません。再びの緊急事態宣言で現在はテレワーク中ですので、キッチンでコーヒーを淹れて果物をつまんだりしますが、オフィスワークの時は、コンビニに100円コーヒーとチョコレートなどを買いに行くことがありました。皆さんは仕事中のおやつ、どうしていますか?

仕事の効率アップに効果のある“おやつ”

食品工場や衛生用品などを取り扱う職場では、衛生管理の観点から職場に食べ物を持ち込む概念がないかもしれません。また、デスクワークを中心とした仕事であっても、職場によっては好ましくないとされ、仕事中のおやつの習慣がない方もいるでしょう。ただ、“おやつ”はその摂取の仕方によって、仕事の効率を上げる作用があるので、少し本気で検証してみるのも悪くありません。

なぜ“おやつ”は仕事の効率を上げるのか、次の3点で整理することができます。

●気分転換・リラックス

●集中力アップ

●コミュニケーション(オフィスワークの場合)

提案書が上手くまとまらない時など、一度仕切りなおすと、よい結果が得られることがあります。外の空気を吸ったり、別の簡単な仕事をしてみたりする方もいらっしゃるのではないでしょうか。しかし、状況によって、いつもそのような対応がとれるとは限りません。そんな時、キャンディやチョコレートなどに含まれている砂糖が、脳内の神経物質に働きかけて気分をリラックスさせてくれます。これなら、ちょっとした“おやつタイム”でリフレッシュすることが可能です。

また、脳は1時間に5グラムのブドウ糖を消費しているといいます。ブドウ糖が足りていないと脳の働きが鈍り、思うように仕事に集中できません。残念ながら、衛生管理の観点から、食べ物の受け渡しは歓迎できないご時世ですが、午後3時のおやつの時間に、簡単なおやつをスタッフ間でシェアすれば、職場のコミュニケーションも図れます。

食べ過ぎは禁物。正しい“おやつ”のとり方ってあるの?

とはいえ、ダイエットをしている方は甘い物をとることに抵抗がありますね。そうでなくても栄養バランスが崩れるほどの間食は体によくありません。上手に“おやつ”を取り入れて仕事の効率を上げるために、まずは、現在の自分の“おやつ”事情を見返してみましょう。皆さんは、こんな食べ方をしていませんか?

見直したい“おやつ”のとり方

・朝食や昼食を抜いて、その代わりにおやつを食べる

・常にデスク周りにお菓子があり、気が付くと食べている

・スナック菓子の袋を開けてすべて食べきるなど、量が多い

食事が私達の体調に密接に影響していることは、皆さんもご存知ですよね。毎日の食事が、数年という長いスパンで影響を及ぼすことも、また、数分~数時間の単位で影響や効果があることもあります。

例えば、コーヒーに含まれるカフェインは、覚醒作用や集中力向上で知られていますね。カフェインは摂取してから30分程で脳内に到達するそうです。昼休憩中にコーヒーを飲んでから短い昼寝をすると、午後の始業のタイミングでカフェインの効果が表れはじめ、スッキリと脳が働きだします。こうしたカフェインの性質を利用した取り入れ方も、ぜひTryしてみてください。ちなみに、体内からカフェイン効果がなくなるまでには、5時間~7時間かかるといわれています。その日、最後のコーヒータイムは入眠時間を逆算して楽しむことをお勧めします。

コーヒーの例で分かるように、食品にはより理想的な摂取の仕方があります。脳の唯一のエネルギーであるブドウ糖も、それだけでは集中力が上がらないという研究結果があります。下の表は食事別の食後集中力をサンプリングした結果です。糖質だけ(おにぎり具なし)をとった人は、栄養バランスのとれた食事をとった人にくらべて集中力が上がらなかったことが分かります。

出典:日本臨床栄養学会雑誌29:35432007

集中力を上げたいがために、「食事を抜いて甘い物だけを食べる」というのは間違っているのです。食事の代わりに“おやつ”をとる、という食べ方は改めたいですね。「気が付くと食べているケース」や「量を食べ過ぎているケース」も、本来の食事がとりにくくなり食後の集中力が落ちるので避けたいところです。また、大量の“おやつ”は血糖値の急上昇・急降下につながるので、かえって集中力を欠いてしまいます。

仕事の生産性をあげる“おやつ”とは

最後に、仕事の合間にとる理想の“おやつ”について整理してみます。

仕事の合間のおやつは血糖値の上昇がゆるやかなものを選ぶとよい

脳がエネルギーとして使う栄養素はブドウ糖のみです。私たちの集中力が切れたときはブドウ糖が不足した状態かもしれません。しかし、糖質をとるときには、そのとり方に注意して「血糖値をコントロールすること」が必要です。急激に血糖値が上がると、体はインスリンを分泌して血糖値を下げようとします。インスリンによって血糖値が下がると、食べたばかりなのに空腹を感じて落ち着かなかったり、眠気を感じたりすることがあるそうです。これではリフレッシュにも集中力アップにもなりません。また、インスリンは脳以外に糖を運んでしまう性質があります。ブドウ糖を脳の活動に使用するには、血糖値のコントロールが必要なのです。

仕事中におすすめの“おやつ”とは

血糖値がゆっくりと上がる食品をとり、脳に必要なエネルギーを維持しましょう。また、あくまでも仕事中ですから、不要に手を止めないように食べやすさも意識したいですね。次の5つの“おやつ”はその点もクリアしています。朝、昼、夜の食事バランスが崩れないように注意して、おやつで仕事効率を上げましょう。

ナッツ類・・・一見高カロリーで敬遠したくなりますが、血糖値が急上昇しない食品の代表選手です。

バナナチップス・・・糖分過多には注意ですが、血糖値は上昇しにくい食べ物です。ミネラルの摂取も期待できます。

ドライフルーツ・・・ブドウ糖はもちろん、食物繊維やミネラルなどを摂ることができます。

チョコレート・・・ポリフェノールが脳を活性化させ、テオブロミンの効果でリラックスも。ビターチョコなら血糖値を急激に上げません。

ガム・グミ・・・噛むことによって脳が活性化します。ミントやジンジャー味によるリフレッシュ効果も期待できます。

まとめ

集中力の向上とリフレッシュ、また職場のコミュニケーションを図るために職場で“おやつ”タイムを設けている企業もあるといいます。今はテレワークが推進され、ソーシャルディスタンスを守るためにも、みんなで“おやつ”というご時世ではなくなりました。自宅などで一人で仕事をすることで根を詰めがちな方も多いことと思います。賢く“おやつタイム”を取り入れて、仕事の効率アップを図りましょう。