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ロクゼロコラム

3分で読める社内勉強会の話

違いは何!?あえて知りたい“社外勉強会”のヒミツ

2020.10.12

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昨今注目されている教育手法「社内勉強会」について、今回は少し異なる視点で考えたいと思います。ズバリ「社外勉強会」についてです。社外勉強会とは、読んで字のごとく、社外で実施される勉強会のことで、主催者によっては「交流会」「交流セミナー」などといった名称で呼ばれることもあります。よく混同しがちなものとして、自社の営業を主目的としたものもあります。しかし、今回はそういった目的の集まりは除外し、純粋な学びや交流をねらいとした勉強会について確認したいと思います。

社外勉強会の特徴

社外勉強会には以下のような特徴が挙げられます。

①参加者が多種多様である

②参加費がかかる場合がある

③時間・場所は主催者の選定による

④学びにつながるかは不明瞭である

上記について一つずつ確認していきましょう。

①参加者が多種多様である

社外の人が集まる一番のメリットと言えるでしょう。一人ひとりのバックボーンが異なるので、様々な視点から意見や考えを得ることが可能です。もちろん自社から複数人参加することもアリです。参加者のうちの大多数を占めてしまっては意味がないですが、それでも参加ハードルを下げる意味合いはあるはずです。場合によっては、1社から2名までという制限を設ける勉強会もあります。

②参加費がかかる場合がある

基本的に社内で開催される勉強会は無料です。しかしながら、社外勉強会と呼ばれるものは、一概に無料というわけではなく、1,0003,000円程度の費用がかかる場合もあります。これは場所代がかかる場合や軽食がついている際に多いようです。

③時間・場所は主催者の選定による

当然ながら時間や場所は主催者が選定します。一般的には、どなたでも参加しやすいよう、平日の終業後に行われる場合が多いようです。他にも土日を使って開催される社外勉強会もあります。場所は貸し会議室が多くある大都市圏やオフィス街のイメージがあります。

④学びにつながるかは不明瞭である

実は社外勉強会のデメリットがここにあります。確かに様々な人と出会えることは良いのですが、それをいいことに営業目的で人を集める勉強会もあります。この判断は難しいのですが、その社外勉強会が本当に学びにつながるのかは、企画のチラシやWebサイトをよく見るようにしましょう。場合によっては、主催者に問い合わせることも有効です。

もう少し手軽に「社外勉強会」を実施してみましょう

ここまで社外勉強会の概要を説明しましたが、もう少しライトに参加したい場合に有効な方法があります。それが、公開型社内勉強会です。この取り組みを実際に実施している企業は少ないですが、普段の社内勉強会をベースとして、そこに外部の方を集めるスタイルです。

もし自身が社内勉強会の主催者である場合、ぜひこの公開型社内勉強会を一度企画してみてください。社内用語の多用はできませんが、自社というホームグラウンドで多種多様な意見に触れることが可能になります。注意点としては、外部からの参加者がアウェイ感覚にならないよう配慮することです。そのためには、例えば、グループ分けをバランスよく行ったり、お互いの自己紹介の時間を長めにとるなどするとよいでしょう。また、会の最初には、この取り組みの意義や目的を説明すると、参加者の意識統一を図ることができます。

いかがでしたでしょうか。社外勉強会は、同じ“勉強会”でも、社内のそれとは性質が全く異なることがお分かりいただけたかと思います。しかしながら、どうちらも良い点・悪い点はあります。その特徴を見極め、自分にとって最適な勉強会を探して(または企画)してみてください。