Column
ロクゼロコラム
3分で読める社内勉強会の話
変化の時代でトライ!オンライン社内勉強会で学びの習慣化
2021.03.15
新型コロナウイルスを端に始まった2020年は、様々な変化を遂げた一年でもありました。2021年もまだその脅威は続いていますが、企業活動は歩みを止めるわけにはいきません。むしろ、変化に即してさらなる発展を遂げるべきなのです。
様々な面においてオンラインが主流になり、研修や人事交流、ミーティングといった日々の活動にも変化が出ました。そういった環境変化にも慣れ、今まさに次のステージに向かう段階ではありますが、特に教育面ではどのような動きがありそうでしょうか。今回はその動きの中心に据えても良いであろう、オンライン社内勉強会についてご紹介したいと思います。
変化の時代だからこそやって欲しい「オンライン社内勉強会」
社内勉強会を行うことによるメリットはいくつかありますが、従業員に“学びの習慣化”を促せることもその1つです。社内勉強会のスタイルの一つに「テーマ持ち寄り型」というものがあります。これは、その日のテーマをファシリテーターが考えるものです(ファシリテーターは毎回交代していきます)。つまり、Aさんがファシリテーターを務める場合は「Aさんが得意な○○」、Bさんがファシリテーターを務める場合は「Bさんが得意な○○」というような形になります。
テーマは企業が考える枠にとらわれなくてもいいので、聞く側にとっては毎回新しいものになりますし、定期的に行うことで学ぶ習慣を身につけることができます。そして、こういった習慣化をぜひオンラインでも実践してほしいのです。
「オンライン社内勉強会」のメリット
①学ぶことの習慣化を期待できる
②いつでもどこからでも参加できる
③教える側のスキル定着も図れる
この中で注目したいのが、③教える側のスキル定着も図れるです。一般的に、参加者のために行うイメージが強い社内勉強会ですが、教える側(=ファシリテーター)のスキルアップにもつながることが大きな魅力です。これを活かすと、例えば新入社員を交互にファシリテーターに指名し、ビジネスマナーや必要とされるスキルについての勉強会を実施することも効果的です。
「オンライン社内勉強会」のデメリット
①教える側・聞く側双方の時間が必要である
②オンライン環境の整備が必要である
③テーマが実務で活かせる内容かが不明瞭である
デメリットもいくつかありますが、事前調整などでリスク低減することもできます。例えば、オンライン環境の整備は、事前に会社全体で実施している可能性もありますが、社内勉強会に向けしっかりと整備したいものです。Web会議システムの選定やWifi・マイク・カメラといった周辺機器の確認。これらを運営担当やファシリテーターの分も含めて実施できるといいですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。これからの時代、社会の目まぐるしい変化に合わせて、企業活動や人材教育も変化していくべきです。特に教育面は景気が悪くなるとコストカットの対象になりがちですが、企業の未来を見据えた場合、必ず必要な要素となります。無駄にコストをかければいいというものではないですが、コストをかけられないのであれば、かけられないなりの工夫が必要です。
オンライン社内勉強会は、有志のファシリテーターが実施してもいいですし、新入社員がファシリテーターをしても良いものです。その場での付け焼刃の知識を身につけるのではなく、企業全体が“学ぶ習慣”を身につけることを目的とするといいですね。教える側が楽しくなれば、教わる側も聞いていて楽しくなります。そこにはお互いの知識の共有だけでなく、人間関係の構築も生まれます。まさに学びの好循環です。もし、社内でオンライン社内勉強会を実施していないのであれば、これを機会にぜひ学びの習慣化のためにトライしてみてください。