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ロクゼロコラム

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オンライン社内勉強会は「資料」で変わる!作成のポイント

2021.06.07

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オンライン社内勉強会でファシリテーターを務めることになったら、あなたはどのような準備をするでしょうか?勉強会のテーマや当日の運営方法、演習内容に工夫を施すかもしれません。そして、忘れてはならないのが「資料」です。リアルでの勉強会と異なり、オンラインでは画面共有ができたりしますので、この「資料」についても作成のポイントが存在します。今回はそれを確認して参りましょう。

オンライン社内勉強会で使用する資料の作成ポイント

①スライドは横型!

使用する資料(=スライド)はPC画面に1ページで収まる横型が望ましいです。縦にしてしまうと、文字の大きさによってズームイン・ズームアウトの調整が必要になってしまいます。オンライン勉強会では極力煩わしいPC操作を避けて進行したほうがよいので、スライドはぜひ横型にしておきましょう。

②文字は見やすく大きく!

文字の大きさも重要です。画面共有においては、リアルでのスライド投影ほど大きなフォントサイズは求められませんが(目の前に大きく画面が表示されるため)、かといってあまりに小さすぎても画面上で追えなくなってしまいます。20ポイント前後を標準として作成すると良いでしょう。

※リアルでのスライド投影(プロジェクタ)の場合は24-28ポイントを標準とします

③ビジュアルを活用!

文字だけですと単調なスライドになってしまいます。そこでぜひビジュアル面でも説明を訴求できるような工夫を入れましょう。例えば、そこで説明したい内容が「グラフにできないか」「図にできないか」を考えてみてください。場合によっては、Webサイトなどからの引用も効果的です。

また、もし文字のみのページになってしまった場合、端に一つでもよいので挿絵を入れてあげるのも良いでしょう(単調で殺風景にならないようにします)。フリー素材などで構いませんので、目で飽きさせないような見せ方を心掛けましょう。

④手や頭を動かす仕組み!

手を動かす仕組みを入れましょう。例えば、ちょっとした質問をファシリテーターが投げかけるとした場合、それを書き込む空欄を用意してあげるとよいでしょう。人の集中力は長くは持たないので、できればこういた考える→書くといった作業をさせる箇所を、10-15分に1回はとってあげるとよいでしょう。

また、質問(問いかけ)はスライドに大きく「~でしょうか?」といった具合に表示しましょう。?という問いかけを視覚的に設けることで、「あ、今ここでは頭を使って考えないといけな」と思わせることができます。ぜひ活用してみましょう。

⑤動画を活用する!

動画そのものは資料ではありませんが、説明の参考になるものは積極的に動画としてスライドに組み込んでいきましょう(URLのリンクを貼っておくと、参加者が後からでも確認することができます)。例えば、自身が参考にした事例が動画サイトなどに挙がっている場合、全員でそれを視聴するのも良いでしょう。視聴した内容に基づいて考える演習も良いですね。

まとめ

いかがでしたでしょうか。社内勉強会の資料は、ただ漫然と作成すればよいのではなく、工夫を施すことで参加者の学び度合いも変わります。ファシリテーターが伝えたいこと、やりたいことを順番に書くのではなく、参加者目線で「分かりやすいか」「頭や手を動かすか」を考えてみましょう。資料一つにとっても、工夫があると見え方が全然変わります。ぜひ単調な資料ではなく、
見て楽しい、参加したくなる資料を作成してみてください。