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ロクゼロコラム

3分で読める社内勉強会の話

社内勉強会がもたらす3つの効果で“工夫の仕方”を変えてみよう!

2020.12.17

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集合研修と異なり、比較的自由な雰囲気の中で開催されることも多い社内勉強会。これから開催を検討する方にとって、この実施効果を知ることはとても有用なことです。効果を知ることができれば、それを最大限に活かすための施策を考えることができるからです。また、社内勉強会の存在自体をあまり知らない方も、その実施効果を知ることで「企画してみようかな?」と思っていただけると思います。

期待できる主な効果は以下の3つです。

①現場で必要なスキル・マインドを補完できる
②社内コミュニケーションが促進される
③学ぶ意識が習慣化される

①現場で必要なスキル・マインドを補完できる

現場で必要なスキルやマインドを身につけてもらうために、集合研修や自己啓発を活用する企業も多いです。しかしながら、研修はコストと時間がかかりますし、自己啓発も本人のやる気に効果が左右されます。

そこで、社内勉強会を活用することにより、効率的・効果的にスキル・マインドを身につけてもらうことができます。まず、社内業務で必要とされる要素をマインドマップのような形で可視化してみましょう。それをもとに、社内勉強会でどのように補っていくかを考えます。

例えば、最も効果の高い一例として、研修などで得たスキルの確認・振り返りの場として社内勉強会を活用する手法があります。研修はコスト・時間の関係で頻繁に行うことは難しいですが、13060分程度の社内勉強会であれば、参加者の負担も大きくすることなく、実施しやすいはずです。

②社内コミュニケーションが促進される

新型コロナウイルスの影響により、密を避ける社会が定着しつつあります。また、リモートワークを推進している企業も増えてきました。このような社会における課題として、コミュニケーションの不活性がよく話題に挙がります。

そのような場面で有効なのが、オンラインでも参加できる社内勉強会です。そもそも社内勉強会とは、知識を一方的に詰め込むインプット型の教育ではなく、意見を発散させるアウトプット型の教育とよくマッチします。この特徴を活かして、ぜひ社内交流も兼ねて行ってみてください。

なお、毎回同じメンバーで固定するよりも、都度異なる参加者で実施した方が、多様な意見に触れることができます。参加メンバーが限られる場合でも、グループメンバーをシャッフルするなどの工夫を施すことで、よりコミュニケーションが活発化するでしょう。

③学ぶ意識が習慣化される

社内勉強会は短時間でも効果を期待することができますが、その効果を最大化させるためには実施頻度をある程度固定化する必要があります。固定化というと強制的なイメージがあるかもしれませんが、一言でいうと「学ぶことをを習慣化する」ということです。

現場で必要とされるスキルや各々が抱える課題は日々変化していきます。その変化に対し会社全体として「学ぶ意識」が醸成されることで、成長力のある強い組織が形成されることでしょう。社内勉強会を文化として根付かせることに成功している企業は、まさにこの特徴に当てはまっているといます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。社内勉強会を推進するにあたって、企業や運用担当者それぞれに期待する効果はあることと思います。今回ご紹介した①②③の効果は、どのような社内勉強会でも当てはめることができますので、これから実施を検討される方(または社内勉強会の存在自体を初めて知った方)は、ぜひ念頭に置いて企画を進めていただけるとよいかと思います。実施効果を理解することで、工夫のやり方も変わってきますので、ぜひ参考にしてみてください。