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ロクゼロコラム

3分で読める社内勉強会の話

社内勉強会の認知度をさらに向上、「社内報」を活用する

2021.11.05

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社内勉強会を推進するうえで重要なポイントの一つに、いかに「浸透させるか」があります。ここでいう浸透とは、勉強会が企業文化として根付き、全社員がその存在や意義について認知できている状態を指します。このように説明すると「うちの会社では難しい・・・」と感じる方も多いかと思いますが、決してそのようなことはありません。社内勉強会を自社に浸透させる最も良い方法をご紹介します。

ズバリ「社内報」という形で周知していく方法です。

なぜ、社内報なのか

社内報といえば、自社に関わるニュースやイベントごとを取り扱うのが一般的ですが、記事を書く担当者が意外とネタに困るケースがあるのをご存知でしょうか。ネタが豊富にあれば書くことに困ることはないのですが、これを“定期的”に仕入れることに苦労されるようです。

さて、そのような社内報において、ぜひ社内勉強会を紹介してみてください。自社に関わる取り組みであることはもちろんのこと、認知度の向上にも役立つはずです。さらに、より多くの方に参加を促すために、意識すべき4つのポイントを確認しておきましょう。

①定期的に連載してもらう

せっかく記事として取り上げてもらっても、それが一度限りでは認知に役立ちません。社内勉強会を定期的に実施するとともに、その活動も継続して取り上げられるよう働きかけましょう。正直なところ、社内勉強会それ自体はものすごく大きなニュースとして扱うことは難しいかもしれません。ですが、掲載頻度を高めることで、人の目に触れる回数が増え、活動をアピールすることもできます。

②担当者やファシリテーターの顔を出す

特に重要なものがこの②です。社内に限る話ではありませんが、その取り組みを「誰が」やっているのかをオープンにすることは、とても重要です。よくスーパーなどで生産者の顔が明らかになっている食品がありますが、それに近い感覚ですね。要するに、社内勉強会といえばこの人、というイメージを持っていただくことで、よりオープンで開かれた場というイメージを与えることになるのです。結果として、参加しようか迷っているような方に対しても「自分も受け入れてもらえそう、参加してみようかな」と思わせることができるのです。

③アーカイブと連動させる

少しハードルは高いかもしれませんが、ぜひ社内勉強会の様子を撮影してアーカイブ視聴できるようにしてください。社内報ではそのリンク先を紹介し、誰でもいつでも見られるようにするのです。今はWeb会議システムも浸透していますので、オンライン社内勉強会の開催も以前よりしやすくなっており、録画もしやすいはずです。ぜひ記憶ではなく記録に残す勉強会を目指してみてください。

④参加者にインタビューする

これは毎回でなくてもよいのですが、ぜひ参加者の方にインタビューをして、それを記事に取り上げてもらうようにしてみましょう。参加者目線の言葉というものは、これから参加を検討している方にとっては有用な情報ですし、背中を後押しするきっかけにもなります。学びやメリットだけでなく、参加に至る経緯や勉強会の雰囲気なども合わせて質問できるとよいですね。

まとめ

いかがでしたでしょうか。社内報は、自社を知るという点では、そこで働く人にとって大変有効な媒体です。社内勉強会を推進する方にとっても、その活動を認知してもらうための媒体として非常によいものですが、意外とそこに気付いていない担当者もいます。ぜひ社内報を活用し、勉強会を企業文化として根付かせるための一助としていただければ幸いです。