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ビジネスパーソン1UPへの道

休憩時間どうしてる?仕事効率を上げる3つの方法

2021.07.15

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「時間をどれだけ有効に使うか」。 これはビジネスパーソンにとって永遠のテーマですね。世の中に溢れる多くの仕事術が、効率よく仕事をするための方法を教えています。マルチタスクは当たり前、仕事はスピードが命、そんな私たちはどんな時もとても忙しい。だからこそ、休憩時間の過ごし方は大切だと思うのです。

仕事の休憩時間に何をしていますか?

下のグラフは「仕事の休憩時間は何をしているか?」についてベースメントアップス株式会社が調査したものです。

出展:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000024.000045126.html

食事をしたり、仮眠をとったり、ビジネスパーソンがリフレッシュのために休憩時間を使っていることがわかる集計結果ですね。仕事の期限に追われながらも、思い思いの方法で一息ついているようです。

ヒトの緊張や集中力の持続は90分が限界だという説があります。(大学の講義がちょうど90分なのは、生理学的に理にかなっているのです。)「少し疲れたな」と思ったときに適度な休憩をとるのは、効率的に仕事を進めるためにも大切なことなのですね。その点、グラフにある「軽食をとる」「仮眠をとる」「同僚と話をする」といった行動は、まさに脳の緊張をとき、リラックスした状態に促す行為です。皆さんも自分にあった方法を取り入れて、休憩時間を有効に過ごしましょう。

休憩時間にしないほうがよいこと

では、休憩時間中についやりがちだけど、やってはいけないことって何でしょう。2018年に江崎グリコ株式会社が実施した調査では、次のような結果になりました。

「やってはいるものの、しっかり休憩できていると思えないこと」

・ネットサーフィンやSNSをチェックする(46.2%)

・ゲームをする(39.1%)

・トイレに行く(30.9%)

・カフェや喫茶店に行く(30.8%)

・たばこを吸う(24.2%)

引用:日本のビジネスパーソン800人に聞く、「仕事中の休憩 実態調査」 江崎グリコ株式会社

ついつい、スマートフォンやPCから離れずに休憩時間を過ごしてしまうことがありますね。手軽にネットにつながる今だからこその回答です。しかし、SNSのチェックもネットゲームも、気分転換をするつもりが思いがけず集中してしまい、脳をリラックスさせるには程遠い状態にしてしまうことも少なくありません。

何のための休憩なのか、その目的を誤ると、集中力を回復できないまま、次の仕事に突入することになってしまいます。

PC・スマフォはほどほどにしましょう。

休憩時間にするべきこと、おすすめ3点

休憩をとらずに同じ姿勢で仕事を続けていると、肩がこったり腰が痛くなったり、体も不調を訴えます。脳が疲れ、体も痛いとなると集中して仕事をすることはできませんね。ここで、おすすめの休憩時間の過ごし方を3つご紹介します。

散歩

「デスクにかじりついていたけど、よいアイデアが浮かばない」 そんなときは体を動かしましょう。できれば、外に出て日光を浴びながら散歩ができるとベストです。スタンフォード大学の研究では、座っているときより歩いているときのほうが、脳内伝達物質セロトニンの分泌量が増えるため、創造的になることが分かっています。ダーウィン、アインシュタイン、そしてスティーブ・ジョブズも。天才たちは散歩中に集中力を高め、様々なアイデアを生み出しました。

コーヒーナップ

コーヒーでカフェインを摂ってから15分~20分の仮眠をとるリフレッシュ法です。カフェインは、眠気をもたらすアデノシンという脳内物質の働きを邪魔するのですが、その働きが最大になるのは摂取後15分頃からと言われています。カフェインが効いてくるタイミングで仮眠から覚めることで、すっきりと覚醒した状態で仕事に戻ることができます。コーヒーがあまりお好みでない方は、紅茶やお茶でも十分な量のカフェインを摂ることができますよ。

掃除

テレワーク推奨の期間もまだまだ続きますね。ご自宅で仕事をしている方は、休憩時間に身の回りの掃除をしてみてください。

赤坂クリニック理事長の貝谷久宣医師によると、掃除をするときに行う反復運動が脳内のセロトニンを増やすといいます。セロトニンは幸せホルモンと言われているほど、分泌されるとリラックスした気分をもたらしてくれます。デスク周りがスッキリとキレイになったら気分も上がりますね。邪魔なものが片づけられれば仕事もしやすくなります。

まとめ

私たちビジネスパーソンには休憩をとれないほど忙しい日もあります。また、リモートワークでいつ休憩をとればよいのか分からなくなってしまった方もいると聞きます。けれど長時間のあいだ休まずにいると、気持ちにも体にもよくありません。キリの良い時に、少しの時間でも休憩をとるようにしましょう。工夫をしながら自分にとって最適な休憩時間の過ごし方をみつけてください。