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疑うことで道は開かれる!職場で実践できるクリティカルシンキング

2021.08.02

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インターネットが普及し、様々な情報がすぐに手に入れられる時代、私たちはその発信源(ソース)を何ら疑うことなく信じていないでしょうか?もちろん情報は有用です。しかしながら、その情報が「正しいのか」については、情報の有用性とは別に議論して然るものといえます。

ビジネスにおいても、日々変化する環境・状況下では、我々は前提を疑うことなく経験則だけで物事を判断することが多々あります。しかし、それは非常に危険なことでもあるのです。そのような思考を今一度見直すために、クリティカルシンキングという考え方があります。

クリティカルシンキングとは

ロジカルシンキング(論理思考)を土台としたうえで、“健全に現状を疑う意識を持って、物事を考えること”です。方法としては、一つの問題をどのように解決すれば良いのかその道筋を決め、多面的な角度から論理的に検討していきます。

クリティカルとは、「批判的」を意味します。即ちクリティカルシンキングとは、批判的思考ともいえます。日本語における批判という言葉は、ややネガティブな印象を持たれるかもしれませんが、ここでいう批判には、人の考えや主張を単純に批判するというニュアンスは含まれません。あくまでも、全てを鵜呑みにせず、自分の頭で考え直す姿勢が重要という概念です。

クリティカルシンキングの実例

例えば、「営業成績がなかなか上がらないAさん。それはAさんの説明が下手なことが要因である。従って、Aさんには徹底してプレゼンテーションスキルを身につけさせるべきだ」という主張があったとします。これをそのまま鵜呑みにする場合、恐らくAさんは徹底的にプレゼンテーションスキルを磨くでしょう。それが功を奏して成果も上がるかもしれません。しかしながら、原因が他にある可能性もあります。この疑いがクリティカルシンキングなのです。

上記例の場合、

・営業成績が上がらないのはAさんの説明が悪いことだけが原因なのだろうか?
・説明を改善するための方策にプレゼンテーションスキルの向上が適しているのか?
・そもそもAさんの営業成績が悪い原因はAさん一人のせいなのか?
など

鵜呑みにすることなく、批判的な思考で考えることで、一歩踏み込んだ改善策が生まれる可能性が秘められているのです。偏見や固定観念をなくし、フラットな視点で物事を疑う必要がありますね。

クリティカルシンキングを実践してみよう

実際にクリティカルシンキングを実践する際にはいくつかポイントがあります。

①目的を確認する

そもそもの目的、いわゆるWhyを確認することがとても有用です。先の例でいえば、なぜAさんの営業成績に着目する必要があるのかという点です。これが「会社全体の成績が下降していてその要因を探るため」なのか「最近Aさんに元気がなくその要因を探るため」なのかによっても、考察する視点が変わってくるのです。

②前提を疑う

前提の中には実に様々な要素が絡みますので、見るべき視点を絞ってみましょう。まずは『テーマ』。そもそもAさんの営業成績に着目するというテーマで合っているのか?次に『隠れた要素』。説明下手=プレゼンテーションスキルが低いという前提で進んでいますが、本当にそれで合っているでしょうか?最後に『言葉』。営業成績とは具体的に何を指すのか?同じくプレゼンテーションスキルとは何を指すのか?人によりもし捉え方が異なっていたら、そもそも議論が成り立たないですね。

③健全に疑う

疑うことを恐れないことです。冒頭で述べたように、クリティカルシンキングはあくまで建設的に物事を考察し自分の頭で考え直すことです。疑う行為そのものを恐れてしまっては、こういった思考に行き着くことができません。また、ヒトとコトを分けることも重要です。Aさんの件を言っていたのが部長なのか、若手社員なのかで疑う質を変えてはいけません。「誰」といったヒトと、その「事象」であるコトは分けて考えるようにしましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。クリティカルシンキングは、ビジネスにおける様々な場面で非常に有効活用できる考え方です。ロジカルシンキングと合わせて持つことにより、多様な思考能力が身につき、成果を上げたり効率的に仕事を進めることができるようになるでしょう。ぜひ日ごろから意識して実践してみましょう。

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