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オンライン時代で把握しておきたい「学生と社会人で生じるギャップ」

2023.02.08

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新型コロナウイルスの拡大とともに様々なことが変化したこの数年間。Z世代と呼ばれる人たちは、これまで上の世代が経験してきたこととは全く違った社会人生活を送っているはずです。当然ながら「学生と社会人の違い」についても、感じるギャップが以前よりも少し変わってきています。それらをいくつかを確認してみましょう。

オンライン化で変わったこと

まず、オンライン化が進んだことは、非常に大きな環境変化と言えます。以前であれば、すべての人と直接会って顔を合わせることが日常でした。そのため、全体的な見た目や印象、会った際に交わす挨拶などはとても大切でした。

オンライン化が進んだ今においても、もちろん印象や挨拶は必要です。しかしながら、インターネットを介した「相手に与える印象(相手から受ける印象)」は、直接会った時よりも限定的と言えます。だからといって見た目を疎かにして良いということではなく、その違いを意識する必要があるのです。具体的には、直接会って話す時は見た目の焦点が《全体》に行きやすいのに対し、オンラインでは《部分(多くは顔)》に行くという違いが生まれます。

また、挨拶はどうでしょうか。直接会った際(朝など)は職場全体の雰囲気として、比較的挨拶はしやすいかもしれません。一方で、オンライン化された職場では直接会うことはありませんので、チャットなどで意識的に挨拶をする必要があります。ただし、文章のみでのやりとりになりますので、表情や声色などを同時に伝えることができないことは知っておく必要があります。

学生が注意すべきギャップ

それでは、次にオンライン化に伴う「学生と社会人とのギャップ」について確認してみましょう。上述の通り、オンラインでのやりとりでは文字ベースのコミュニケーションが多くなりなりますが、学生時代からそういった文字のコミュニケーションに慣れているのがZ世代です。物心ついた時からスマートフォンがあり、SNSなどを通じて文字でのやりとりを行っているからです。

この「文字コミュニケーション」に焦点を当ててみると、学生と社会人でギャップが生じやすいと言えます。学生時代は友人や親しい人とのメッセージ交換が主なので、その言葉尻や接し方にフランクさ、フラットさがあったことでしょう。しかし、社会人ではチャットのメッセージのやりとりをするのは、基本的には社内の目上の方が多いです。社内のチャットなどを想像すると分かりやすいですね。こういった場では、ある程度のフランクさはあっても良いかもしれませんが、それでも学生時代のそれとは接する相手が異なります。相応の言葉遣いや立場を理解して発信することも重要です。

また、当然ながら社外の人とのやりとりはそれ以上に注意が必要です。メールなどももちろんのことですが、最近ではテレワークが浸透したからこそ、電話でのやりとりも在宅で行うことが増えています。一昔前ですと、電話の受け答えについて、その場にいる上長や先輩から「こうした方がいいよ」とアドバイスをもらうことも多くありましたが、そういった経験もしないことが増えたのです。従って、電話応対については「ギャップをギャップとして認識しにくい」という状況も考えられるため、意識的に自身で振り返りをするなどの対応が必要となってきます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。オンライン時代における学生と社会人の違いは、一昔前のそれとは少し変化があることがお分かりになったかと思います。ギャップを埋める努力は、新入社員としては必須ですが、受け入れる側にも必要とされます。現行の学生の特徴を把握し、素早く戦力化するためのオンボーディング支援を行う必要があるのです。ぜひ、こういったギャップを予め認識し、新入社員・人事双方でより良い環境を構築できると良いですね。

 

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