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ロクゼロ注目!ビジネススキル

「メンバーと組織のHappyをつくるビロンギング」

2023.11.28

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企業・組織に所属している私たちにとって、その組織や配属先が自分の望む環境であり、「自分が必要とされている」「居場所がある」と感じることができると、働くモチベ―ションは高まります。これこそがビロンギングの効能です。今回はビロンギングについてまとめました。

ビロンギングって何?

ビロンギング(Belonging)とは、「帰属感」や「所属感」と訳されます。

学業や仕事、コミュニティなどを通して、チームや組織、環境などに受け入れられ、その組織とのつながりを感じることによって生まれる“前向きな”「帰属感」「所属感」を意味します。

ここでいう「帰属感」「所属感」とは、単なる仕事の場所というのではなく、他の場所や組織とは代え難い「自分の居場所」だと感じているかが重要です。ただ仕事をするだけではなく、他のメンバーと良い人間関係を構築しながら、共に成長する環境であるか、ということがポイントなのです。

心理学や組織行動学におけるビロンギングの定義には、自分が、所属するチームや組織・環境の文化に適応し、組織の価値観に共感して組織を「自分のもの」と感じているかという点が含まれます。

また、自分が組織に適応し共感するだけでなく、他のメンバーに受け入れられている感覚があるかも重要なファクターです。

他メンバーとのつながりの重要性

ビロンギングにおいては、他のメンバーとのつながりが非常に重要です。それは、つながりがあることで、より良い働き方や生活の充実感を得ることができるからです。よって組織がこのビロンギングの原則を重視し、他者とのつながりを育もうとする取り組みは、私たちと組織の双方にとって価値のあることだと言えます。

メンバー同士に良好なつながりがある環境では、サポートや協力体制が生まれやすくなります。チームが一体となって共通の目標に向かうことが、組織の成果や働きやすい環境作りに、どれほど効果があるかは皆さんも想像がつくことと思います。

また、メンバーとの強いつながりは、情報共有や知識・ナレッジの伝達・継承に役立ちます。それはメンバーがコミュニケーションをとり、アイデアや経験を共有することで、組織全体に学習機能が構築されるからです。

しかし、組織が成長する過程では、意見や取り組み方が必ずしも一致しない瞬間があります。こうしたとき、避けられない対立が発生することがありますが、良好なつながりがあると、意見やアイデアを自由に表明しやすく、対立や葛藤がありながらも、よい方向へ向かおうとするエネルギーが働くのです。

ビロンギングにおいて「つながり」が大切なのは、つながりが私たちのモチベーションを高めて、仕事に対する満足感を向上させるからです。また、共感と協力に支えられたチームや組織、環境は、共同での成果によってより一層結束し、目標達成に向かって進むことができます。

多様性とビロンギング

ここで、ビロンギングと多様性について少し触れておこうと思います。ダイバーシティへの取り組みが進んでいてもいなくても、私とこのコラムを読まれる皆さんの個性が違うように、どの組織も異なる背景や経験を持つ人で構成されています。ビロンギングはその多様性を受け入れて尊重し、より豊かなつながりを築く手助けをします。

ここで大切なのは、前段で述べた「つながり」や「自分が組織に適応し共感するだけでなく、他者に受け入れられている」という感覚です。これが確立していることによって、ビロンギングが成立し、組織の多様性も抵抗なく推進されます。多様性が確立されることで、より豊かで強力なつながりが築かれ、組織全体が柔軟性を持ち、革新力が高まるのです。

ビロンギングを育むために

ビロンギングが確立すると、メンバー間に協力関係が築かれ、組織全体の仕事効率が向上します。また、私たち一人ひとりも仕事を楽しめるようになり、やりがいを感じることができます。

こうしたメリットを思えば、組織が主導してビロンギングを育む取り組みを進めるべきですが、私たち自身も積極的に行動を起こすことが重要です。

ビロンギングを育むために私たちにできることは多岐にわたります。ここでは5つのアクションをご紹介します。

  • オープンなコミュニケーション

メンバー間の信頼を築く上で重要なのはオープンなコミュニケーションです。他のメンバーと積極的に対話し、意見やアイデアを共有することで「つながり」を構築します。

共感と理解

自分とは異なる立場や視点を理解しようとする姿勢が、組織全体のビロンギングを推し進めます。共感がメンバーとのつながりを強化し、対人関係をより良くするのです。

積極的なフィードバック

ポジティブなフィードバックや励ましはもちろん、たとえネガティブなフィードバックであっても、互いの成長のための評価や指摘は、ビロンギングを育む上で効果を発揮します。一つ忘れてはいけないことは、フィードバックがポジティブであってもネガティブであっても、メンバーに対して感謝を表明することです。この感謝の言葉が相互理解を引き寄せます。

多様性の尊重

異なるバックグラウンドや経験を持つメンバーを尊重し、その多様性を受け入れることで、自らも受け入れられます。誰もがチーム・組織・環境に受け入れられている状態を目指すことこそ、ビロンギングの最終的な覚悟と言えます。

共通の目標

共通の目標があり、それをメンバーが漏れなく知っていることで、チーム全体が一丸になって働くことができます。メンバー同士の結束は、まさに「帰属意識」「所属感」の源です。

まとめ

ビロンギングにおいては、同じチームや組織、環境にいる仲間を歓迎し、サポートする姿勢が重要です。情報や文化を共有し、相手が組織になじめるように手助けすることで、つながりが深まりビロンギングが築かれて、組織全体に良好な環境が形成されます。

ビロンギングを育むことは組織の責任であり、私たち自身の問題でもあります。自分自身を積極的に表現し、メンバーとのコミュニケーションを大切にしてみましょう。きっと、より良い仕事環境が作られます。

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