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ロクゼロコラム

ビジネスパーソン1UPへの道

明日に向かって休め!ビジネスパーソン、休日の過ごし方。

2020.11.24

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たっぷりあるはずの休日時間。結局ダラダラと過ごしてしまい、気が付けば夕方のニュースが始まっているということはありませんか?体を動かしてもいないのに、そんな休日はかえって肩や背中がガチガチ。もっと有意義に使うことができたはずと思っても、過ぎた時間は取り返しがつきません。明日のためにビジネスパーソンはどのような休日を過ごせばよいでしょうか。

ON/OFFが引き起こす?休日片頭痛の怪。

「明日の休日はチューリップの球根を植えよう」、前日の夜にそうイメージして布団に入ったのに、翌朝は頭が痛くて、とても土いじりをする体調ではない。それどころか、メールチェックのようなちょっとした仕事にも手が出せず、頭痛薬を服用して布団に逆戻り。休みになると頭が痛い、こうなると休日をどう過ごすか以前の問題です。

意外と多くの人が悩まされているこの休日片頭痛ですが、はっきりとした原因は分かっていないそうです。しかしこの症状はたしかに確認されていて、一説では自律神経のバランスが乱れることが原因と言われています。自律神経は血管を収縮させたり拡張させたりしますが、平日の仕事の緊張感から解放されることによって、自律神経の一つである交感神経の働きが抑えられて血管が広がり、周囲の神経を圧迫して頭痛を引き起こすというのです。

これが休日片頭痛の真の原因だとしたら、まさに休日であることが頭痛、体調不良の原因とも言えます。私たち人間はどこまで真面目な生き物なんでしょう! とはいえ、休日片頭痛の仕組みに驚いてはいられません。11月を逃すと春咲きの種まきに間に合わないばかりでなく、毎週末を無駄に布団のなかで過ごすことになります。ON/OFFの切替えをどのように捉えるか、これが有意義な休日の過ごし方に影響するのです。

今日ではなく、明日のためにあるOFF時間

休日だからといって、まったく平日と異なる時間を過ごそうとすると、生活のリズムが乱れ、週明け、再びエンジンをかけるのに大きなパワーを要します。計画的に一日を過ごしましょう。休息日としてゆったりと過ごすのもよいのですが、何もせず終わった一日はかえって自己嫌悪を感じ、ストレスをためてしまうという人も多いはずです。

ビジネスパーソンなら仕事で培ったタスク管理のスキルを休日にも活かしましょう。ガントチャートを用いた本格的なWBSでなくても勿論かまいません。私は簡単なメモ程度の予定表をノートに書き出しています。メモをするのは週末にやろうと思っていた家事や趣味などです。午前中に済ませておきたい用事、それが済んだら行う午後の用事の2種類に分け、ざっくりとですが理想の時系列も念頭に、起床後のぼんやりとした頭で整理をしていきます。

掃除や洗濯、買い物などの、どうということのない当たり前の用事も放っておかずにメモをします。こうすると、休日とはいえ意外と忙しいことが客観的に分かってくるのです。上手に時間を使わないと、趣味を楽しんだりボーっとして過ごす時間をとれなくなります。いったん時間に目がいくと、休日明け、翌週の過ごし方も脳裏にチラつきます。平日に楽をするためのおかずの作り置きや、来週提出の仕事の締め切りなど、今日という休日はポツンと独立した一日ではない、明日のためにあるのだと気づかされるのです。

リラックスや気分転換をして充分に英気を養う週末もよいでしょう。スキルアップのための習い事をする、そんな週末もアリです。後悔のないよう計画的に一日を過ごしたいものですね。

休日の過ごし方、お勧め3選

では、ここでお勧めの休日の過ごし方をご紹介します。

①起床時間

できるだけ、平日と同じ時間に起きて行動をはじめましょう。早起きをする必要がないからと、前日の夜にテレビを見たり、ネットサーフィンをしたりして夜更かしをすると生活リズムがくずれてしまいます。貴重な休日の時間を無駄にするばかりでなく、翌週のONタイムのエンジンもかかりが悪くなります。休みを楽しむため、明日への活力のため、早起きを心掛け、欲張って休日時間を確保しましょう。

2分割

午前中と午後、休息と行動など、休日の1日を2分割してスケジューリングすることもお勧めです。休日は仕事の勉強をすることに決めている人も、好奇心が旺盛でワークショップに参加して過ごす人もいるでしょう。しかし、そんな前向きで向学心の高い人ほど心や体を休める時間を取り入れましょう。何事も緊張と緩和が大切です。どちらに偏っても充実した休日と感じることができずリフレッシュになりません。

③一人時間

ビジネスパーソンであれば、平日は仕事関係者とのやり取りがあります。また、家族がいる人は帰宅後に家族としての自分の役割があります。平日に一人になる時間は少ないものなのです。時には自分とだけ向き合う時間をつくり、現状や将来、好き嫌い、良い悪いなど、自分を主人公に思いを巡らせてみましょう。これは休日の環境を有効に活用してこそできることです。社会的な自分とは別の「素の自分」に戻り、ゼロベースのスッキリとした物事の捉え方を取り戻しましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。休日にしかできないこと、休日と平日がつながっているからこそ行うべきこと、皆さんにはどのように感じていただけたでしょうか。休日であっても一日を計画的に過ごしてみてください。まずは今週末からいかがですか?