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ロクゼロコラム
ロクゼロ注目!ビジネススキル
本を読もう!5つの効果的な本の読み方
2023.07.31
皆さんが最近どのような本を読まれたでしょうか?小説、実用書、コミックスや趣味の雑誌でしょうか。活字離れが言われ、お店を閉める街の本屋さんもあると聞きますが、やはり、ビジネスパーソンが知識や見分を広める手助けに本は欠かせません。今回は読書についてまとめます。
みんな本を読んできた。
子どものころに読んで聞かせてもらった絵本からはじまり、学生生活では欠かせない教科書、また、好きな作家の小説や趣味の実用書、受験や資格試験のための参考書など、私たちは以外にたくさんの本を読んできました。本を読んではいけないと言われることは稀で、誰もが本を読むように諭されてきたのではないでしょうか。
本を読むことで、自分が経験できない世界の出来事や考え方、知識、言葉などを知ることができます。現代の社会環境の移り変わりは速く、生きるために必要な知識や技術も日々更新されていきます。ビジネスパーソンである私たちは、職業人としての自分の価値を下げないために、本を読み、時代に対応していかなければなりません。
しかし、本を読むことに慣れている人がいる一方で、あまり本を読まないという人、あるいは本を読むことが苦痛だという人もいます。読書は習慣化してしまうと読むことが当たり前になって、今読む本がないことに不安を感じるくらいにまでなるのですが、そうなる切っ掛けがないと、いつまでも本を手にとることもないままになってしまいます。
あらためて読書のメリットをまとめました
本を読むことで生活のリズムや精神的な安定を得ている私としては、読むことが苦手だという方にも、ぜひ読書習慣を身につけていただきたいので、まず本を読むことのメリットをまとめます。
知識と学び
様々な本を読むことで、新しい情報やアイデアを得ることができます。専門的な知識から一般教養まで、あらゆる分野の本が出版されているので、興味のある分野の知識を獲得することができます。
認知能力の向上
読書は、文章を読み理解しようとすることで脳に刺激を与えます。物語の登場人物やトリック、参考書にあるキーワードなど、本を読み進めることで、記憶力や集中力が向上します。
創造性の刺激
小説や画集、詩などの書籍を読むことで、創造性が刺激され、かつ、自分なりに解釈していくと創造性や新しいアイデアの発見につながります。
表現力の向上
多様な文章を読むことで、知らなかった言葉や文脈に触れることができます。語彙が増えて表現力が上がるだけでなく、相手の感情の機微にも理解が深まります。
ストレス軽減とリラックス効果
読書は心のリフレッシュに役立ちます。日常と異なる世界に没頭して感情移入することで、ストレスが軽減され、リラックスできます。
ビジネスパーソンにとっての読書のメリット
いかがでしょうか。上記は一般的な読書のメリットですが、次にビジネスパーソンに絞って読書のメリットを挙げてみようと思います。
ビジネス書や経済ニュースなどを読むことで、ビジネスに関連する最新の情報やトレンドを捉えることができます。ビジネスリーダーや成功した起業家が書いた本を読めば、ビジネス上の戦略スキル向上に加え、優れたリーダーシップスキルとは何かを知ることができます。
また、専門分野の知識を獲得しスキルを高めるには、ビジネス書や専門書を読むほかありません。同様にビジネスにおける様々な課題を解決するには、その分野の専門書が正解に導いてくれます。その他、多様な視点で書かれているビジネス書からヒントを得ることも問題解決の近道と言えます。
ビジネスパーソンとしての自分の価値を高めるため、ビジネスの成功に向けて、積極的に読書を取り入れてみるのも良いのではないでしょうか。
効果的な読書の方法
本来読書は、ゆっくりと時間をとってするものと思っていたのですが、最近のスピード社会ではそれが叶わない場合もあります。私たちにとってプライベートな時間はとても貴重です。とはいえ好きなことばかりをしていられる訳ではなく、プライベートにも「やるべきこと」は山積みです。
ジムで泳がなければならないし、ウォーキングもしなければなりません。お風呂に入って、食事もして、奥様にも、ご主人にも、子供たちにも憚られることなく使える時間はそう多くはありません。
何とか作った時間で効果的に本を読むためのコツを5つお伝えします。
1.目的を明確にする
読書を始める前に、読みたい本の目的をはっきりさせましょう。自己成長や知識の獲得、あるいはリラックスなど、目的に合った本を選ぶことで、読書の意義が高まります。
2.スケジュールを設定する
実は読書は毎日少しずつの積み重ねが効果を生みます。忙しい日々であっても、日に10分程度でもよいので読書の時間を確保するためにスケジュールを立てるとよいでしょう。
3.アクティブリーディングを実践する
小説やコミックスなどは順番に(パッシブに)読むものですが、専門書やビジネススキルの習得を目指すなら、アクティブリーディングを心掛けるとよいです。自分にとって必要な知識が書かれている箇所、著者の意図、内容の要約といった箇所を優先して読むと、生きた知識として記憶に蓄積されます。
4.集中力を高める
集中すれば効率的に本の内容が理解でき頭に入ります。静かな場所が向いている人、カフェや電車の中など一人ではない環境が向いている人、集中できる環境は人それぞれです。私はカフェでノイズキャンセル機能つきのヘッドフォンを使用すると集中できます。自分に合った環境をみつけてください。
5.振り返りと共有
読み終わった後は、本の内容を振り返ってみることが重要です。気になった点や学んだことを再確認することで、知識が定着しやすくなります。興味深かった本は友人や同僚と共有し、意見交換をすることで新たな視点を得られることもあります。
これらを実践することで、効果的に読書ができます。必要な知識の獲得やご自身の成長につなげていただければと思います。
読書の周り
最近、同僚とおススメの小説を交換して互いに読んでみました。ところが、読後の感想があまりに違っていたので驚き、また別の同僚に(正確には同僚の奥様に)同じ本を読んでもらいました。感受性や気づき、考え方は人それぞれで、だからこそ多様性が重視されています。一冊の小説の読後感でも、読む人が違うとこれほど感想が違うものかと、改めて「人それぞれ」を実感しました。
本を読むことが好きでなくても、読まなければならない状況になることがあります。そうした人にとって読むことは苦痛なのだと思います。活字アレルギーという言葉もあるくらいですから、誰にとっても読書が好まれるとは思っていません。ただ、本を読むことのメリットを知っていただき、一日少しの時間でも読書にあててもらえると嬉しいです。
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